大阪府河内長野市滝畑

2017年05月27日


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Road Map :阪和道を岸和田和泉ICで下りて、R170から府道61号線を滝畑ダムへ向かう。
Route Map:滝畑四十八滝は光滝寺キャンプ場を中心に巡り、権現滝は別途、違う林道から滝見する。
日本の滝百選』  
ウィキペディアから
  滝畑四十八滝は、大阪府河内長野市滝畑にある渓谷、滝。 大和川の支流である石川にあり、その上流の渓谷にある一連の滝の総称である。
岩湧山、和泉山脈の南葛城山など標高900m前後の山を源としている河川の渓谷は、急峻な岩肌を流れ落ちる滝が多く点在する。 これらが、滝畑地区に多く見られるため滝畑四十八滝と呼ばれている。
  また、観光地開発などが行われなかったため、周辺環境の保存状態が良く、秘境として知られている。奥河内の観光地の一つ。 下流には滝畑ダムがあり、合わせて大阪みどりの百選に選定されている。
また、その周辺ではバーベキュー場などがある。
滝畑四十八滝
  大阪の滝と聞いただけでしょうも無い滝と決め付けていたが、場所的に見れば和歌山県と近く、名瀑があってもおかしくないのだった。
  各地を含め四十八滝に48の滝が無いことは当然の事実ではあるが、滝畑にはシンプルな直瀑は無く、複雑に落ちる滝が多かったのは儲けもんだった。
権現滝
  序での滝であったが、滝への道もしっかり付いており、ボーナスポイントにはなった。
滝畑四十八滝
  滝畑四十八滝には予てから行きたいと思っていたが、高速道路代と駐車料金千円が高く付くので躊躇していたが、山友からの誘いがあり、急遽、行ってみることになった。どうせ詰まらない滝と予想していたが、意外と中規模の滝が多く、変化のある滝が多かったので楽しむことが出来た。
たきはたしじゅうはちたき
滝畑四十八滝:3時間10分。荒滝、光滝は2回見に行っている。
権現滝:約15分。
光滝寺キャンプ場:BBQサイトを含め、様々なアウトドア施設が整っていた。
河原に広い駐車場があるが、BBQのお客が来るのでトイレに一番近い管理小屋の前に車を停めて、8時24分に散策を始める。
晴れているが気温は20℃、長袖シャツを着ていないと寒い。
光滝寺キャンプ場の管理小屋に駐車料金千円を支払い、滝への道順を聞いてみるが、おばちゃんは ”光滝”のことしか詳しくは知らなかった。
光滝への道順を教えてくれて、通行止めがあるが、突破して貰っても良いとアドバイスをしてくれた。 どうせ、突破しますけどね。
光滝(落差13m):この滝はバーベキューサイトから遊歩道に入る。
広い河原のBBQサイトの奥から滝見遊歩道に入って行く。
ここのBBQサイトは横に車を停めることが
出来て楽チンそうだ。
遊歩道入口には管理小屋のおばちゃんが行っていたように
しっかりと通行止めがされていた。トラロープを潜って中に入る。
遊歩道脇には小さな ”無名滝”と、もう1本、
同様の滝が流れ落ちていた。
今の所何の問題も無い遊歩道を上流側へ進んで行く。
又もや通行止めの看板が出て来た。 ここまでは問題の無い遊歩道だったし、
この先も問題の無い様に見えた。 遊歩道が崩れていれば河原を歩いて
行く予定で先に進む。
遊歩道は最終の階段が欠落しているだけで特に問題では無かった。
広い河原に下り立つと ”光滝”が望めたが、ここからだと小さく見えてしまう。
落差13mの直瀑である ”光滝” シンプルな直瀑では無く、二筋が合わさった直瀑なので好感が持てた。
”光滝”はお陽さんが当たると光輝くらしいので、昼からもう一度訪れることにして次の滝巡りに行く。
大滝(落差12m):行く気ではいたが、余りにも遠いので途中で諦めた。
光滝寺近くの古びた吊橋を右岸に渡り、
千石谷を遡上して行く。
吊橋の中央から上流側を見る。
同じく吊橋から下流側を見る。
千石谷には ”大滝”への遊歩道?と思われる明確な道が
続いているが、地図を再確認すると余りにも ”大滝”までが
遠いので、ある程度歩いた時点で諦めて引き返すことにした。
稚児滝(落差15m):水が殆ど流れておらず、稚児滝だったのかも判らない。
二人で目を凝らして教えて貰った場所を探すが、壁が
湿っている場所しかなかった。 これが ”稚児滝”
なのか?  がっかりである。
立派な道標があったが、滝が見付からない。
丁度、光滝寺の関係者が居たので、滝の場所を聞くと
教えてくれたが、その場所に行っても滝が見当たらない。
荒滝(落差8m):滝名通りに段瀑を荒れて落ちる滝水は魅力的であった。
”稚児滝”にがっかりして光滝寺キャンプ場に引き返し、
林道を反対側に進み、次の滝 ”荒滝”へ向かう。
総合アウトドア施設の感じがする看板であり、これ以外にも
BBQをするのも有料だと思う。因みに環境設備協力費200円
は請求されなかった。ハイカーは支払う必要が無かったのか?
荒滝キャンプ場に着く。 荒滝キャンプ場は繁雑時にしか営業していない様である。 進むべき林道には通行止めゲートがされており、ここまでは車で来ることが出来るが、この辺りも
有料駐車場の看板が立っていた。
車で走ることが出来る舗装された林道を緩やかに上って行く。
右岸に渡り、枝沢を遡上すると直ぐに滝が見えて来た。
林道沿いにしっかりした道標が立っており、沢に下る道も
あったが、その先は右岸に渡る渡渉だった。 今日の水量では
靴底を濡らす程度の渡渉であったが、浮石に載ってしまい
初っ端でドボンしてしまった。
落差8mの段瀑である ”荒滝”は滝名通りに荒れた感じがお気に入りとなった。
どこから写真を撮ってもぶら下がる枝がアングルに入ってしまう。
この時点で陽当たりが悪いので、光滝同様に帰路にもう一度寄ってみることにした。
のり滝(落差7m):滝壺には流木が溜まり、良い感じの滝ではなかった。
大きな沢音が聞こえたのでの林道から覗き込んでみると、小さな滝が落ちていた。 滝名の表示板が無く、これが ”のり滝”なのかは不明であるが、場所的には ”のり滝”に間違いないと思う。
滝口まで下る道があったので下りてみる。
落差7mの渓流瀑である ”のり滝”は綺麗な滝ではなかった。
”のり滝”の上流に無名の渓流瀑があったが、
周囲は崖で滝まで下りることが出来なかった。
この渓流瀑は中々良い滝なのに沢としか見られて
いないのかも知れない。
御光滝(落差10m):この滝は滝壺周辺の渓谷を含めて良い感じの滝だった。
渓谷感たっぷりの奥に滝が見えて来た。
置いてあるだけの板橋を渡って右岸に渡る。
林道沿いにしっかりした道標が立っており助かった。
滝への遊歩道もしっかりと付いていた。
ここまで歩いて来た苦労が報われる渓谷美だ。 ダブルXで流れ落ちる滝水も魅力的だ。
落差10mの段瀑である ”御光滝”は滝も素晴らしいが、全体の雰囲気が
最高だった。 落差に付いては諸説あり、本当の落差は不明である。
”御光滝”は林道からも見ることが出来たが、
広い範囲で樹木が邪魔をする。 冬枯れの季節なら
もっと綺麗に見えると思われる。
場所を選べばこれ位は見ることが出来た。
上流側にも綺麗な小さな渕があった。
”御光滝”は滝口に行く事も出来た。 写真では高度感が伝わらないが、
足元が苔生して滑り易いので、かなりビビッている。
夫婦滝(落差5m):キャンプ場から30分の一番遠い滝なのに上手く見えなくてがっかりだった。
落差5mの段瀑である ”夫婦滝”は平凡な滝名の平凡な滝姿であるが、林道からは樹木で見え難いのと、周囲は垂直の崖で沢に下りる手段がなかった。 樹木で邪魔された遠景の写真で我慢する。
ビューポイントを探すが、林道からだとこの程度が
限度だった。 ここも冬枯れの季節ならもう少し
しっかりと見れたと思う。
光滝(落差13m):帰路、再び荒滝に寄ってみるが、陽当たり具合は変わらなかったので光滝に再度行く。
”光滝”へ向かう途中の渓谷も中々良い感じである。
林道をキャンプ場に戻り昼飯休憩とする。
昼からは陽当たりが良くなっているのではと再び”光滝”に向かう。
お陽さん待ちをしても良い方向に行くのか悪い方向に
行くのか判らないので、早々に引き上げる。
朝よりかは陽当たりが良くなり明るい感じとなっていたが、完璧とは行かなかった。 天気の下で見れただけで満足する
しかないか。
通行止めの遊歩道は問題無く通れますのでご心配なく。
権現滝(落差10m):滝畑四十八滝とは違う場所にある滝。見付け難い場所に滝はあった。
滝への降り口にある表示はこれだけ。 今回は注意して走ったので見付けることが出来たが、普通は見逃してしまうだろう。
車の窓を開けて林道をゆっくり走っていると沢音が大きく
なり、ガードレールに張り付けられた小さな表示を見付ける
ことが出来た。 駐車場がなかったので、少し進んだ所の
広くなった路肩に車を停める。
沢に向かって落ちる様に下って行く。
心配した道はしっかりと付いており、
補助ロープも張ってあった。
落差10mの直瀑である ”権現滝”は
途中で1回跳ねているので少し変化はあった。
沢に降り立つと少し変化のある直瀑が見えた。 渡渉をしながら滝壺へ向かう。
滝口は奇異な形状をしている様に見えるが、
これ以上はよく見えない。
半分だけひょんぐりが見られ、下の方は2条の滝に見える。
(ひょんぐり=跳ね返り滝)
崖に登ってみると、滝だけに陽が
当たっていないのがよく判った。
滝見を終えて崖の道を林道に戻る。
ああ、しんど!
権現滝(落差10m)
Road Map :府道61号線の滝畑ダム手前から岩湧寺に向かう林道に入る。
Route Map:ガードレールに小さく降り口の表示あり。ロープで崖を下りる。
  滝畑四十八滝で充分満足出来たのであるが、時間がたっぷりと余ってしまったので、良い滝だとの情報がある近く ”権現滝”に行ってみることにした。 得てる情報は林道からロープで下りる。 との恐ろしい
内容だったが、果たしてロープは残っているのだろうか? それだけが心配だった。 途中には滝への道標がまったく無く、地元の方に道を
聞きながら滝を見付ける。
散策時間:約15分
岩湧寺への道標も無いので、地元で道を聞いた方が良い。
光滝(こうたき)
荒滝(あらたき)
御光滝(ごこうたき)
大滝(おおたき)
夫婦滝(ふうふだき)
布引滝(ぬのびきたき)
権現滝(ごんげんたき)
稚児滝(ちごたき)
シュロ滝(しゅろたき)
カラ滝(からたき)
尼滝(あまだき)